これはいつぞやの話

 

水曜日に載せる予定だったものを発見しました。

UPします。

 

話はさかのぼって、水曜日の午後。

 

一人の少年が、いや青年が

水平出すぞぃーっと意気込んで工場へ行った。

まず溶接室の入り口側が明らかに低かったので

0.7mmと2.3mmの鋼材を用いて

初めは慎重に、ときには大胆に、最終的には2年生の先輩に手伝ってもらいつつ角パイプの下に鋼材を挿入していった。

そして反対方向の高さを確認し、また鋼材を角パイプの下にいれふと気が付いた。

 

 

「あれ?真ん中浮いとるやん!!」

 

 

つまり元の定盤が軽く曲がっており、水平を出す以前の問題であったのだ。そして少年はそのショックからか、定盤の上で軽くシエスタ(昼寝)をした。しかし今日の福井は最低気温が5℃というなかなかの寒さ。

厚さ9mmの鉄はいつまでたっても冷たいまま・・・

寒さに震えながら起きた少年は、寂しく部室に帰って行くのであった。

つづく・・・のか?

結果としては、次の日に1年生が不在の中

先輩たちが水平を出しといてくれましたとさ。

 

終わり。  

 

 

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